Q12

多数の投資家から資金を集めて不動産を購入し、そこから生じる賃料や売却益を投資家に分配する形態の「日本版」不動産投資信託の事です。

投資家からお金を集め、それを専門家に運用してもらうものを投資信託と言います。従来は、不動産に対する投資信託は認められておらず、投資信託といえば証券投資信託を指していましたが、2000年に法律が改正され、不動産への投資も可能になりました。

通常、不動産（特に立地条件がよく、収益性の高い物件）の取得には多額の資金を必要としますが、投資信託ですと、小額の資金で不動産投資が可能となります。

また、収入源が賃貸収入の為、安定した配当収入が期待できます。さらに、その受益証券が上場しているものであれば、市場で売却する事により容易に換金する事が可能です。

尚、上場している不動産投資信託の相続税の評価額は、上場株式の評価方法に準ずる事とされています。従って、課税時期の最終価格と課税時期の属する月以前3ヶ月の最終価格の各月平均額のうち、最も低い価額によって評価する事となります。